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能楽師の佐伯紀久子さん=「神戸鉄人伝2」より
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能楽師の佐伯紀久子さん=「神戸鉄人伝2」より
声楽家の松本薫平さん=「神戸鉄人伝2」より
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声楽家の松本薫平さん=「神戸鉄人伝2」より
とみさわかよのさん
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とみさわかよのさん

 神戸を拠点に創作活動を続ける剪画(せんが)作家とみさわかよのさんが、地元文化人を切り絵とインタビューで紹介した人物記「神戸鉄人(くろがねびと)伝2」を出版した。好評を博した第1巻から7年ぶりとなる続編で、今回は70人分を収録。29日から神戸・三宮の神戸阪急9階で、本書の原画などを集めた作品展を開く。(平松正子)

 とみさわさんは神戸市出身・在住。日本剪画協会会長の石田良介さんに師事し、神戸の街や人を剪画で描いてきた。実地取材に基づく作画が特徴で、神戸市文化奨励賞などを受賞。著書に阪神・淡路大震災後の光景を見つめた「神戸・あの日より-1995年故郷」などがある。

 「鉄人伝」はタウン誌「月刊神戸っ子」で2010年に始まった連載企画。今回の第2巻には、14年3月~19年12月の掲載分をまとめた。画家の吉見敏治さん、詩人の鈴木漠さん、書家の牛丸好一さん、陶芸家の市野雅彦さん、声楽家の並河寿美さんら、取り上げた人物は多分野にわたる。

 それぞれ取材時に印象に残った表情を剪画で活写。白黒のみのシンプルな表現ながら、鋭い眼光や笑いじわに人となりがにじむ。インタビューでは「(敗戦後の)焼け跡で自分の生き方を見いだしたんだ」(吉見さん)、「心の中に『丹波』を持って作る」(市野さん)など、人生や創作の根幹に迫る。

 とみさわさんは「自ら創作する人や活動を支える人が、これほど多くいる神戸の文化の豊かさを再認識した。取材した中にはすでに鬼籍に入られた方もあり、貴重な記録となった」と話す。

 作品展では、第1巻の掲載分も合わせた「鉄人」たちの肖像画120点のほか、月刊「雪」で連載した神戸の風景画など45点も展示。北野異人館や南京町、六甲山などなじみ深い景色が、剪画特有の情趣にあふれたタッチで浮かび上がる。

 「神戸鉄人伝2」は神戸っ子出版刊、2200円。作品展は10月4日までで、同2日の午前11時と午後2時、とみさわさんによる作品解説会がある。

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