コロナワクチン接種で使用済み空の注射器打つ 宝塚の集団接種会場

2021/09/02 22:25

宝塚市役所=宝塚市東洋町

 兵庫県宝塚市は2日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、市内の50代女性に誤って使用済みだった空の注射器の針を刺したと発表した。女性に体調不良はなく経過観察をする。 関連ニュース ワクチン接種を出前します!希望すれば打ちに来てくれる、大阪府豊中市「ワクチンカー」の取り組みに注目 兵庫県、アストラ製ワクチン接種へ 9月中旬から姫路と神戸で ファイザーかモデルナか ワクチン選択制採用 丹波篠山市

 市によると、1日夕方、50代の男性医師が女性の前に接種した人が出血したため、注射器をトレーに戻して止血した。さらに会場で体調が悪い人が出たため、約10分間ブースを離れた。その後、医師は待機していた女性をブースに呼んだが、トレーの注射器が使用済みだったのを失念し、廃棄せずに再び使ってしまったという。
 医師らは女性に謝罪。女性は同日、医療機関で感染症の血液検査を受けた。同市は「接種と止血処置など、医師と看護師で役割を分担したい」などとし、再発防止の徹底を図る。(西尾和高)
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