「毎日のことこと」の料理家・高山なおみさん、神戸の日常を紹介 NHK総合で19日放送
2021/09/08 05:30
「高山なおみの神戸だより」より。たそがれ時の窓辺(NHK提供)
神戸に移住した料理家・文筆家の高山なおみさんの暮らしぶりを紹介する番組「高山なおみの神戸だより」が19日午前7時45分から、NHK総合で放送される。同局の長寿番組「きょうの料理」の講師として知られる高山さんが出演。神戸で迎えた6度目の夏をテーマに、海の見える小さな台所から見た風景を伝える。
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1958年に静岡県で生まれ、レストランシェフの経験もある。近著に「自炊。何にしようか」など。飾らない暮らしから生まれるメニュー、旅で得た蓄積から発想した異国情緒漂う料理で全国にファンが多い。2016年、住み慣れた東京から移住。今年4月から神戸新聞朝刊に「毎日のことこと」と題し、神戸の暮らしをつづっている。
番組は、NHKの担当者が高山さんの自宅を訪れた際、台所から一望できる海と空の景色に感動。高山さんの人柄と共に届けたいと企画した。日々の出来事を高山さんの感性と言葉で表現。夏でも食欲をそそる辛めの一品、スイカ、ビールが並ぶ食卓、水辺の散策や鳥を眺め、自然と触れ合う一日を、ゆったりとした語りと映像美で伝える。語りは俳優の小池徹平さん。
制作担当者は「高山さんの目線を通し、大切なものに気付くきっかけや楽しく過ごすアイデアを教わることが多い。便利になった世の中で、あらためて五感を使って生きることの喜びを伝えたい」と語る。
夏編に続き秋冬編も予定しているという。(金井恒幸)