30代の高齢者施設で働く女性が4回接種 優先接種後「接種券が届いたので、受けなければと思った」

2021/09/14 19:31

新型コロナウイルスワクチンの注射器=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 兵庫県西宮市は14日、市内在住の30代女性が新型コロナウイルスワクチンを2会場で計4回接種していたと発表した。いずれもファイザー社製で、体調に異常は確認されていない。女性は「市から接種券が届いたので、接種しなければいけないと思った」と説明しているという。 関連ニュース コロナワクチン 50代女性が2会場で計4回接種「キャンセルできず受けてしまった」 ワクチン「今は打たない」「まだ見送る予定」ママたちが選択する理由 接種をめぐるリアル体験談 国内で認められていない「交差接種」を60代女性が勝手に実施 アストラ→ファイザー、1回目は豪州

 市によると、女性は高齢者施設の職員として、県外の勤務先で4月30日と5月21日に優先接種を受けた。その後、6月27日と7月18日にも西宮市の設置する集団接種会場で接種した。
 7月23日、最初の2回分の予診票が県国民健康保険団体連合会から市に到着。担当者が9月10日、予診票に基づき接種履歴を市の台帳に登録しようとした際、すでに6月27日の接種履歴が登録されていたため、重複接種が判明した。(山岸洋介)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ