秋の装い六甲山 高山植物園でツリフネソウ見頃

2021/09/15 19:55

独特の形で愛らしく咲くツリフネソウ。散策する人たちの目を楽しませている=15日午後、六甲高山植物園

 六甲山頂付近にあり、ひんやりと過ごしやすくなった六甲高山植物園(神戸市灘区)はすっかり秋の装いで、紅紫色の花をつけるツリフネソウなどが見ごろを迎えている。 関連ニュース 神戸酒心館、売り上げから10万円を「緑の募金」に寄付 六甲山の環境保全に活用へ 高原に夏の訪れ、霧を彩る六甲山のニッコウキスゲ 牧野富太郎命名、ヒメアジサイも鮮やかに 「森の妖精」が一人、また一人…暗闇に浮かぶ神秘の輝き 神戸・六甲山

 ツリフネソウは帆掛け船をつり下げたような形から付いた名といい、山麓や水辺などに自生している。六甲山上でも多く見られ、同園内では8月下旬から咲き始めた。10月上旬まで楽しめそう。
 長さ3~4センチで袋状になった花の中にマルハナバチがすっぽりと入り込み、懸命に蜜を吸う姿も。園内ではキイジョウロウホトトギスやフジバカマなども開花した。
 午前10時~午後5時。中学生以上700円、4歳以上350円。六甲高山植物園TEL078・891・1247
(長嶺麻子)

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