兵庫県、神戸市、楽天がワクチン接種促進へ連携 楽天ポイント付与やヴィッセル試合招待

2021/09/15 22:10

若年層向けのワクチン接種で楽天ポイント付与をアピールする斎藤元彦兵庫県知事(中央)と久元喜造神戸市長(左)と楽天の三木谷浩史会長=15日午後、神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(撮影・中西幸大)

 兵庫県と神戸市、楽天グループは15日、若者の新型コロナウイルスワクチン接種促進で連携すると発表した。県は2回接種した学生らに送る2千円相当のポイントのうち、千円分は幅広い店舗で使える楽天ポイントとする方針。同社は2回接種を終えた全国の16~39歳をサッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸の主催試合観戦に招待する。 関連ニュース 国内で認められていない「交差接種」を60代女性が勝手に実施 アストラ→ファイザー、1回目は豪州 30代の高齢者施設で働く女性が4回接種 優先接種後「接種券が届いたので、受けなければと思った」 「『ワクチンで不妊』は悪質なデマ」 専門医が予防効果を強調

 兵庫県の斎藤元彦知事と神戸市の久元喜造市長、楽天の三木谷浩史会長兼社長が会見して明らかにした。斎藤知事は、10月4~17日、姫路競馬場(姫路市)と園田競馬場(尼崎市)の県大規模接種会場に、若年層(16~39歳)の優先枠を新設することも発表した。両会場とも1日200人、計5400人に接種する。今月18日午前9時に募集を始める。
 県のポイント付与事業は楽天市場に設けた県公式オンラインショップの千円引きクーポンに加え、楽天ポイントを提供する予定。斎藤知事は「若い世代の利便性を考慮した。官民連携で日本をリードする取り組みを進めたい」と述べた。
 三木谷氏は「ほとんどの人がワクチンを打った状況にならないと経済は再興しない。こういう取り組みを一緒にすることは意味がある」と強調した。(大島光貴)
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