前進座が90周年公演で山田洋次監督作「一万石の恋」を上演 落語「妾馬」を題材に 大阪・文楽劇場
2021/09/23 05:35
上演プレイベントでの山田洋次監督(中央)と出演者(前進座提供)
劇団前進座は創立90周年記念公演として、山田洋次監督の監修・脚本による新作「一万石の恋」を29日から、大阪・日本橋の国立文楽劇場で上演する。
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山田監督とは、古典落語を基にした2017年制作の喜劇「裏長屋騒動記」で初顔合わせ。第2弾となる今回は人情噺の「妾馬」を題材とし、小野文隆が再び演出を手掛ける。
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10月6日まで(1日休演)。1等席9千円、2等席6千円。前進座関西事務所TEL06・6212・9600(平日のみ)(田中真治)