「また上れる日まで」長期休業のポートタワー、営業終える 改修で屋上に展望エリア新設へ

2021/09/26 20:08

夕日に照らされるポートタワー=26日午後5時27分、神戸市中央区波止場町(撮影・秋山亮太)

 リニューアル工事のため、27日から長期の休業に入る神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町)の休業前最終日となった26日、しばしの見納めとなる展望フロアからの眺望を目当てに約1670人が来館し、名残を惜しんだ。 関連ニュース 【イメージ】リニューアル後の神戸ポートタワーのテラス 【写真】ポートタワーから見るミナト神戸の眺望 「みなとこうべ海上花火大会」今年は10月 平日に分散型で開催

 ポートタワーは1963年の開業。2010年以来2回目の大規模改修で、耐震化のほか地上約100メートルの屋上に、360度が見渡せる展望エリアを新設する。低層部にも屋外テラスを設け、開業60周年の節目となる23年夏ごろのリニューアルオープンを予定する。
 26日は午前9時の開業から次々と家族連れや観光客らが訪れ、展望フロアに上がった。神戸市灘区の女性(73)は「少し寂しいけど、きょうの景色を目に焼き付けられたので、また上れる日を楽しみに待ちたい」と話していた。(井上太郎)

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