県警が通学路一斉取り締まり 千葉5人死傷事故受け

2021/09/30 22:16

横断歩道で児童を見守る垂水署員=神戸市垂水区舞多聞西5

 兵庫県警は30日、県内の通学路118カ所で交通違反の取り締まりを行った。登下校時間に、49署の計537人の警察官が児童らを見守り、歩行者妨害や速度違反に目を光らせた。 関連ニュース 「駐車場で人が倒れている」と通報→酒に酔った男を発見、無免許運転の疑いで逮捕 フル電動自転車で事故後、バッテリー外して自転車のふり? 無免許運転の男逮捕 「首都高はサーキット」160キロ暴走男 オービス38回光らせ累積76点 「もう暴走はしません」刑務所経て改心した理由とは

 千葉県八街市で6月、下校中の小学生5人が飲酒運転の大型トラックにはねられて死傷した事故を受け、警察庁が全国一斉で通学路の取り締まりを呼び掛けており、秋の全国交通安全運動(9月21~30日)に合わせて実施した。
 神戸市垂水区では、舞多聞小学校近くの横断歩道に垂水署員8人が立った。登校中の児童たちに「おはようございます」と声を掛けながら安全に横断できるように誘導、通行車両の速度にも注意を払った。
 同小学校区では同月5日、信号機のない横断歩道で女児が軽乗用車にはねられ重体となる事故が起きている。同署の大成昌宏交通課長は「被害者だけでなく、運転手の人生にも影響する事故の重大さを知り、ドライバーは交通ルールとマナーを守って運転してほしい」と話した。(小野萌海)

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