知事退職金を5割カット、給料とボーナスも3割 兵庫県議会常任委で条例案可決
2021/10/01 20:59
斎藤元彦知事
兵庫県議会の総務常任委員会は1日、斎藤元彦知事の退職手当を5割、給料と期末手当を3割削減する条例案を全会一致で可決した。5日の県議会本会議でも可決される見通し。
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斎藤知事は知事選の公約に、自身の退職手当や給与の大幅カットを掲げていた。知事と一体的に県政運営を担うとして、県は斎藤知事の任期に限り、副知事の報酬も削減する。
兵庫県では、知事の退職手当は1期4年間務めれば約4050万円だが、約2千万円に減額する。手当などを除いた給料は月額134万円。現在も6%カットを実施しているが、削減後は93万8千円になる。本会議で可決されれば、給料は11月分、期末手当は12月支給分から減額される。
副知事の退職手当は25%、給料と期末手当は15%削減。約2370万円の退職手当は1800万円弱に、月額105万円の給料は89万2500円になる。(紺野大樹)