赤羽衆院議員が国交相を退任 「現場第一主義、当事者への寄り添いを忘れずに」
2021/10/05 22:10
国土交通省の職員を前に退任のあいさつをする赤羽一嘉衆院議員=東京都千代田区
国土交通相を退任した赤羽一嘉衆院議員(兵庫2区、公明)は5日、職員を前に「常に現場第一主義、加えて当事者の危惧に寄り添うことを忘れず頑張ってもらいたい」とあいさつ。幹部らに拍手で見送られ国交省を後にした。
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一昨年9月、千葉県などに大きな被害が出た台風15号の直後に就任した。任期中は各地で災害が相次ぎ、「当初はスーツを着るより防災服で被災地に足を運んだ」という。国や自治体、企業などが共同で治水対策をまとめる「流域治水プロジェクト」を立ち上げ、頻発する豪雨災害の対策づくりに奔走した。
新幹線の車いすスペースの増設を主導するなどバリアフリー化も推進。障害者団体の代表から初めて新幹線の窓際に座り、車窓の景色を見ることができたと感謝を伝えられたといい、「聞いているこちらの方が感動した」と振り返った。(今福寛子)