元バレー全日本女子監督の柳本氏、実質活動できず 体罰発覚の市尼高改革、新設の2ポスト廃止
2021/10/12 05:40
尼崎市役所=尼崎市東七松町1
2019年に部活動の体罰が相次いで発覚した兵庫県尼崎市立尼崎高校の改革を巡り、市教育委員会の主導で設置された二つの校内ポストが学校側の混乱や反発を招いたとして、市教委の白畑優教育長が11日、市総合教育会議で「学校の自治を侵しかねない不適切なものだった」と謝罪した。二つの役職は既に廃止されている。
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問題となったのは、市教委がトップダウンで速やかに改革を進めようと、本年度に設置した「経営企画部」と「校長顧問」。
経営企画部には、体罰問題を受けて市教委の非常勤顧問に就いていた元バレーボール全日本女子監督の柳本晶一さんらが就任。だが学校との事前協議が不十分で実質的な活動ができず、7月末に廃止された。
さらに「校長へ助言する立場」として置いた校長顧問には教育次長を登用したが、その名称が「校長の上に立つ人物と認識されかねない」と学校側の疑念や反発を招き、8月末に廃止された。
問題は11日の市総合教育会議で、臨時の議題として取り上げられた。市教委は13日にも市尼高を訪れて教職員に経緯を説明し、謝罪する。(竹本拓也)