「いきなり冬が来たみたい」 前日比5~10度低下、兵庫県内13カ所で20度以下

2021/10/17 21:31

冷たい風が吹く中、背中を丸めて歩く人たち=17日午後、神戸市中央区加納町4(撮影・小林良多)

 近畿地方の上空に寒気が流れ込んだ17日、兵庫県内も冷え、観測地点20カ所中13カ所で最高気温が20度を下回った。10月に入っても夏のような暑さが続いていたが、一気に気温が11月並みに下がり、ようやく秋を感じさせる一日となった。 関連ニュース 【動画】波打つ雲海 オレンジに染まる 春と初秋に現れる“黄金の竜宮城” 洋上の光の帯に浮かぶ 神秘の浜、青白く“光る波”出現 兵庫・豊岡の海岸に夜光虫

 10月は最高気温25度以上の夏日が続いたが、この日は神戸19・3度、姫路20・0度、豊岡15・6度-など前日から5~10度も下がった。最低気温も多くの地域で10度台前半を記録した。
 この日の午後、神戸・三宮では時折冷たい風が吹いた。再度山への登山を楽しんだという会社員(26)は「街でもダウンを着てちょうどいいぐらい。いきなり冬が来たみたい」と体を縮めていた。
 気象庁によると、県内では今週いっぱい平年以下の気温が続くとみられる。(井川朋宏)

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