夜の街、にぎわい再び 酔客ら「2次会まで楽しみたい」 飲食店時短解除

2021/10/22 21:19

時短営業要請が全面解除された初日。飲食店が連なる路地では多くの人が行き交った=22日夜、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)

 新型コロナウイルス対策として兵庫県が飲食店などに要請していた営業時間短縮や種類提供の制限が22日に全面解除され、神戸市内の繁華街にも酔客が戻ってきた。時短要請の解除は1月以来、9カ月ぶり。 関連ニュース 営業34年「居酒屋ふじや民芸店」が閉店へ 「キュウソネコカミ」結成にも一役 飲食店時短や酒類提供の制限、21日終了 「Go To イート」も再開へ 兵庫 予約好調!1週間で10万泊分 兵庫県の独自キャンペーン「応援県民割」 県内旅行に1泊5千円

 夕闇が迫る午後5時すぎ。JR三ノ宮駅周辺では、飲食店の従業員らが熱心に呼び込みをする姿が見られた。
 神戸市内の会社員の男性(46)は出張帰りに部下2人と訪れた。「残業続きだったので、外で飲むのは久しぶり。明日は休みなので、今夜は2次会まで楽しみたい」と焼き鳥店ののれんをくぐった。
 居酒屋スタッフの男性(26)は「予約も数件入ってありがたい。これまでの分も稼がないと」と笑顔を見せた。
 県はコロナ対策が適正と認証された飲食店に、同一テーブル4人以内、約2時間以内の飲食にするよう要請。認証店以外が酒類を提供する場合は、アクリル板設置や換気徹底などの感染対策も合わせて求めている。(末永陽子)

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