近畿で「木枯らし1号」 観測史上最も早く 神戸で13・9メートルを観測
2021/10/23 20:35
寒そうな姿で街を歩く人々=23日午後、神戸市中央区(撮影・小林良多)
風が強く、肌寒い一日となった23日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いた。大阪管区気象台によると、1981年、93年、2020年と並んで観測史上最も早かった。
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同日午後6時までに最大瞬間風速は神戸市で13・9メートルを観測。ほかに、京都府舞鶴市で17・1メートル、滋賀県彦根市では15・7メートル、京都市で14・3メートル、和歌山市で13・7メートル、大阪市で12・6メートルだった。
この日、神戸市の最高気温は18・9度で平年より2・9度低かった。同市中央区では、上着の襟を寄せ、肩をすくめながら歩く人々の姿が見られた。
木枯らし1号は、おおむね10月下旬から12月下旬、西高東低の冬型の気圧配置となって最初に吹いた最大風速8メートル以上の北寄りの風とされる。(小尾絵生、小野萌海)