駅前の訴え、その傍らで<まる撮り・衆院選3>#私たちの選挙
2021/10/25 12:00
命、暮らし、経済、外交…。争点は多様だ。あなたのビッグイシュー(大きな課題)は?=尼崎市潮江1(画像の一部を加工しています)
「命と暮らしを守ろう」「政権交代を」-。
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足早に行き交う通勤・通学の人らに向け、たすき姿の候補者がハンドマイクを握る手と声に力を込めた。その脇で一人の男性が静かにたたずむ。路上生活者の自立支援雑誌「ビッグイシュー」の販売員(70)だ。
1日に約10万人が乗降するJR尼崎駅(兵庫県尼崎市)。男性は8年前から雨の日以外はほぼ毎日、ここに立ち、最新号を掲げてきた。50歳で運送会社を退職後、新たな仕事が見つからず、売り上げの一部が収入になるビッグイシューの販売員になった。
衆院選の公示後、入れ代わり立ち代わり駅前で演説する姿を見てきた。
「先は長くないから多くは望まない。でもやはりコロナかな。早く(通る)人が戻ってくれないと…」
収入は以前の7割に落ち込んだままだ。切実な不安が声色ににじんでいた。(中西幸大)
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コロナ禍の苦境が続く有権者、支持を求めて駆け回る候補者…。それぞれの衆院選にレンズを向けた。
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