コロナ禍 SNSに注力<まる撮り・衆院選5>#私たちの選挙

2021/10/27 13:58

投稿内容などをチェックするSNS担当の女性。自宅で作業する日もある=伊丹市内

 日が落ちた。街頭演説や車での訴えはもうすぐタイムリミットだ。でも「お疲れさま」はまだ言わない。パソコンとスマートフォンで会員制交流サイト(SNS)を開く。「さて、もうひと頑張り」 関連ニュース JR西、明石の新幹線車両基地の整備を断念「コロナ禍前の利用水準に戻らず」 市に伝達 【一問一答】斎藤知事就任会見「良い政策しっかり進めたい」 SNS上の論争「見る余裕なかった」 兵庫県議会百条委 複数の委員にSNS中傷 自宅前で脅迫的演説、家族は避難 誤情報の流布巡り会見

 インターネットを使った選挙運動が解禁されてから8年。新型コロナウイルス禍で人との接触が減り、政党や候補者はSNSの活用に一層力を入れている。
 「政治に限らず、さまざまな話題を発信することで有権者が興味を持ってくれる」と、ある候補者のSNS戦略を担う女性。それぞれ利用者層が違うため、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなど複数を使い分け、目に留まりやすい内容や時間を分析する。
 狙いは候補者のファンづくりだけではない。「政治に触れる機会が少ないという流れを変えたい。私たちから有権者に近づき間口を広げたい」(秋山亮太)

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