ワクチン接種、検査証明で制限緩和 11月、神戸で実証実験
2021/10/28 18:53
「ワクチン・検査パッケージ」技術実証の参加店に貼り出すステッカー(兵庫県提供)
新型コロナウイルスワクチンの接種済証などがあれば行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験が11月1日、神戸市長田区の飲食店11店で始まる。同7日まで、1テーブル4人以内の人数制限を撤廃、5人以上の会食を認める。飲食店で同パッケージの実証実験をするのは兵庫県内初。
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県がビル・商業施設管理会社「新長田まちづくり」(神戸市長田区)の協力を得て、政府の技術実証に参画する。いずれもJR新長田駅南の居酒屋や焼き肉店、中華料理店などで、県のコロナ対策適正店認証店舗。
5人以上で飲食する場合はワクチン2回接種後2週間経過や、3日以内のPCR・抗原検査「陰性」の証明を本人確認証とともに示す必要がある。現地に設ける抗原検査会場で陰性を確認した場合も対象になる。
店内では二酸化炭素濃度の確認と換気をし、飲食は2時間程度以内とする。
斎藤元彦知事は会見で「飲食店の経営や社会的コミュニケーションを考えると宴会も大事。コロナ前の状態に戻す第一歩になると期待している」と述べた。(大島光貴)
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