兵庫県内の有効求人倍率0・93倍 2カ月連続の下降
2021/10/29 13:25
神戸新聞NEXT
兵庫労働局が29日に発表した9月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は0・93倍で、前月を0・01ポイント下回った。新型コロナウイルスワクチンの接種が進んで有効求職者数が増えた一方、緊急事態宣言の継続で有効求人数が減少したためで、下降は2カ月連続となった。
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有効求職者数は8万6683人と前月比0・7%増となったが、有効求人数は4カ月ぶりに減少し、同0・5%減の8万746人だった。同局は、雇用情勢について「厳しい状況にある」との基調判断を出した。
一方、解雇などの事業主都合離職者数は、前年同月比29・1%減の1281人。コロナ前の2019年9月(1267人)の水準まで下がった。(小谷千穂)