衆院選兵庫と神戸市長選、候補者最後の訴え 大勢は深夜に判明か

2021/10/30 21:56

選挙戦終了まで残り1時間を切り、候補者の最後の訴えに耳を傾ける有権者ら=30日夜、神戸市内(撮影・吉田敦史、画像の一部を加工しています)

 前回に続き同日実施となった衆院選と神戸市長選は31日、投開票される。衆院選は兵庫県内の12小選挙区で、7党と無所属の計38人が争っている。同市長選は3選を目指す現職に新人4人が挑む構図。衆院選の小選挙区と同市長選は、31日深夜に大勢が判明する見通し。 関連ニュース 期日前投票者数が過去最多、コロナ禍で分散か 3万5千人増、衆院選兵庫 衆院選兵庫選挙区 自民優位も一部で立民・共産や維新に勢い 31日投開票 「自民1強」政治に審判 経済政策、コロナ対策で攻防

 衆院選は自民党が前職10人を擁立し、多くの選挙区で優位に戦いを進める。連立を組む公明党は前職2人の議席死守を狙う。7選挙区で、自民と立憲民主党の対決に日本維新の会が割って入り、一部で野党共闘や維新にも勢いがあり、競り合う選挙区も出ている。
 38人中29人が重複立候補した比例代表近畿ブロック(定数28)の議席確定は、1日未明になるとみられる。
 一方、神戸市長選に立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、現職の久元喜造氏(67)=自民、立民、公明、国民推薦▽弁護士の鴇田香織氏(53)▽兵庫労連事務局次長の岡崎史典氏(52)=共産推薦▽元加西市長の中川暢三氏(65)▽空手道場代表の酒谷敏生氏(50)-の5人。
 新型コロナウイルスの感染再拡大に備えた医療体制の強化や都心・三宮再整備促進の是非、人口減少を食い止める方策や子育て支援策などが問われる。
 同市長選では今回初めて、候補者名が印字された投票用紙に丸印を付ける「記号式投票」を採用。衆院選との同日実施の効果で、投票率が上昇するかどうかも注目される。(紺野大樹、三島大一郎)
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