神戸市長選 岡崎氏「命、暮らし守る市政に」の訴え届かず

2021/10/31 22:10

岡崎史典氏

 新人4人は票が伸び悩んだ。兵庫労連事務局次長の岡崎史典氏(52)=共産推薦=は、「市政の転換」を訴えたが知名度不足もあり、浸透できなかった。 関連ニュース 神戸市長選 コロナ、三宮再整備の是非争点 31日投開票 「子育てしにくい」「観光客、大阪に流れてる」 神戸市長選、有権者から改善求める声 選挙啓発にタレント起用、神戸市長選は山之内すずさん 話題性アップも、投票率は?

 立候補の表明は、現職久元氏より2カ月半遅れた9月上旬。告示後は、現職への対決姿勢を鮮明にし、懸命に批判票の受け皿を狙った。岡崎氏は落選が決まると「命と暮らし、雇用を守り抜くと、訴えるべきことは訴えたが時間が足りなかった」と述べた。
 弁護士鴇田香織氏(53)も一定の票を得たものの大差で敗れた。選挙戦は会員制交流サイト(SNS)を中心に活動し、「市民のための市政を」と力説。主に新型コロナウイルスの対応を訴え、コロナ仮設病床の設置などを掲げた。
 元加西市長の中川暢三氏(65)、空手道場代表の酒谷敏生氏(50)も支持が広がらなかった。(初鹿野俊、綱嶋葉名)
【特集ページ】神戸市長選2021

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ