中国駐大阪総領事 斎藤知事を表敬 記念行事の共催呼び掛けも
2021/11/04 22:09
斎藤元彦兵庫県知事(左)を表敬訪問した薛剣・中国駐大阪総領事=県公館
6月に就任した薛剣(せつ・けん)中国駐大阪総領事(53)が4日、兵庫県の斎藤元彦知事を表敬訪問した。日中国交正常化50年を来年に控え、薛氏は「斎藤知事の指導力のもと、交流がさらに大きな一歩を踏み出すと確信している」とし、記念行事の共催などを呼び掛けた。
関連ニュース
中国、映画「731」は9月公開 柳条湖事件の発生日
中国・広東、蚊で熱帯病流行 チクングニア熱
日本人学校が保護者に注意喚起 中国蘇州、殴られたのは母親
斎藤知事は新潟県佐渡市役所に勤務していた2010年に上海万博を訪問後、中国でトキ野生復帰の取り組みを視察した思い出を紹介。25年大阪・関西万博を見据え「夢洲を訪れた多くの方に兵庫県に来てもらえるよう準備したい」と話すと、薛氏は「総領事館と兵庫県が一丸となって作業に当たれれば」と応じた。
兵庫県は中国の広東省、海南省と友好提携を結ぶ。「日本と中国はいろいろあるが、大局的な視点で交流を続けることが大事」と斎藤知事。薛氏は賛意を示すとともに、紹興酒や習近平国家主席の著書、神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」のグッズなどを記念品として贈った。(大島光貴)