「性」の概念超えた青春の切なさ描く MBSでドラマ「美しい彼」

2021/11/09 10:25

「美しい彼」に出演する萩原利久(左)と八木勇征((c)「美しい彼」製作委員会・MBS)

 「高校カースト」の頂点にいるカリスマ男子と、「吃音症(きつおんしょう)」の孤独な男子との初恋を描くドラマ「美しい彼」が、18日の木曜深夜からMBSで始まる。俳優の萩原利久と、「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の八木勇征がダブル主演。「性」の概念を超えた青春の切なさを描く。 関連ニュース 罪犯した人の「生き直し」助け 保護司描くドラマ、舘ひろしが主演 男が編み物をするのは「キモい」のか? ジェンダーバイアスに苦しんだ男子学生が伝えたいこと SMクラブ女王様に挑戦の佐藤江梨子さん「長男も怖がる悪役演じたい」

 「本屋大賞」の受賞経験もある人気作家・凪良ゆうの同名作品が原作。監督は「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の酒井麻衣、脚本は「コウノドリ」などを手掛けた坪田文。
 吃音症に悩む高校3年の平良一成(萩原)は周囲になじめずに友だちもいない。春のクラス替えの自己紹介で吃音が出てしまった。ところが、偶然その瞬間に入ってきたクラスの中心人物となる清居奏(八木)に助けられ、一目ぼれする。その後、清居が秘密にしていた夢に平良が気付いたことから、初恋が幕を開ける-。
 清居と巡り合うまで人生を諦めていた役を演じる萩原は「清居に出会った後の、平良の感情の波を丁寧に演じたい」。クールで人に流されない清居役を務める八木は「原作のファンにも楽しんでもらえるように清居を表現したい」と抱負を述べる。(金井恒幸)

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