困窮者支える団体、応援して ネットで寄付募集
2021/11/11 09:27
寄付やイベントへの参加を呼び掛ける実行委員会メンバー=神戸市中央区元町通6、ひょうごコミュニティ財団
ひょうごコミュニティ財団(神戸市中央区)などは、新型コロナウイルス禍で困窮する人々の支援団体に助成する「ひょうご・みんなで支え合い基金」について、インターネットのクラウドファンディング(CF)サイトで寄付の募集を始めた。計500万円が目標で、「弱者に寄り添う草の根活動を応援したい」としている。
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基金は、同財団や県内のNPO関係者などが実行委員会を結成し、運営。昨年5月から2回にわたり、42件、計712万2千円の助成を行った。
第3次となる今回はCFサイト「キャンプファイヤー」で12月25日まで、1口千~30万円の寄付を募る。サイトを利用しない個人や企業などからの寄付も受け付けており、銀行振り込みやカード決済も可能。いずれの場合も税制優遇措置が利用できる。
目標額を達成すれば、数万円から50万円程度を、20~30団体に助成できる見込みで、助成希望団体を来年2月ごろに公募する予定。
実行委は基金への協力を呼び掛けるため、11月20日午前9時40分から、県民会館(同市中央区下山手通4)で「もうあかんわ日記、パラリンピックとNPO」と題したイベントを企画。神戸市出身の作家岸田奈美さんによる講演会のほか、基金の助成を受けたNPO法人代表らによる対談もある。無料。事前申し込みが必要。ひょうごコミュニティ財団TEL078・380・3400
(小尾絵生)
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