人気企画再び、プロ野球好きの落語家集結 喜楽館で22日から応援ウイーク
2021/11/12 15:10
「プロ野球応援ウイーク」をアピールする(左から)伊藤史隆、笑福亭銀瓶、桂春蝶=神戸新開地・喜楽館
「プロ野球応援ウイーク 答え合わせ編」と名付けた寄席が22~28日、神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)で催される。「阪神タイガースは俺の息子」と断言する桂春蝶ら、プロ野球ファンの落語家が中トリやトリで集結。20日開幕の日本シリーズと同時進行で、ABCラジオのアナウンサーを交えた対談もあり、噺家たちが白球への愛をぶつけ合う。
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兵庫県には阪神とオリックスバファローズの球場があることから、今年6月に応援ウイークを初めて企画したところ、連日満員の人気ぶりだった。今季は2球団とも好調で、クライマックスシリーズに進出。「シーズンを振り返りながら、喜楽館で盛り上がろう」(同館担当者)と続編につながった。
トリには阪神びいきの桂小文枝(22、28日)と月亭八方(25日)のほか、野球を題材にした新作が得意で上方落語協会会長の笑福亭仁智(26、27日)らが、中トリにはオリックス好きの桂塩鯛(23、24日)らが登場。マクラなどで野球ネタを披露するほか、連日のトリと中トリが対談に加わる。
22日の中トリを務める笑福亭銀瓶(神戸市出身)は「プロ野球と落語は、4番バッターやトリという大事な順番で勝負が決まるところが似ている」。27、28日の中トリで、亡き先代の父と同様に阪神を熱愛する春蝶は「9月にコロナに感染して入院していたときも、阪神の勝利が生きる希望だった」と真面目に語った。
対談はABCの伊藤史隆アナウンサー(神戸大落語研究会出身)らが司会を担当。伊藤が出演するABCラジオ「日曜落語~なみはや亭~」などでも放送予定。
午後2時開演。前売り一般2300円(当日2800円)ほか。喜楽館TEL078・335・7088
(金井恒幸)