校長室の金庫から51万円消える 鍵の場所「教職員の大部分が把握」うち48万円は共有スペースで発見
2021/11/13 23:17
三木市役所=三木市上の丸町
兵庫県三木市教育委員会は13日、市立別所小学校(三木市別所町西這田)で修学旅行費51万円が金庫からなくなったと発表した。うち48万円は校内の別の場所で見つかったが、3万円は不明のまま。同小は三木署に被害届を提出するという。
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市教委によると、10月1日の修学旅行説明会時、保護者から6年生48人分の旅行費の4回目分として48万円を集金。茶封筒に入れ、校長室にある鍵付きの金庫に保管した。
5回目の集金時期が近づいた11月8日、6年の担任2人が金庫を確認したところ、茶封筒と中の現金がなくなっていた。複数の職員で数日間捜したが、見つからなかった。
12日午前、児童が職員室の前にある共有スペースのソファ上に茶封筒が置かれているのを発見。中に48万円が入っていた。
一方で同日夜、同じ金庫に保管し、9月以前に集金した修学旅行費計72万円の中から3万円がなくなっていることが確認された。
市教委は「金庫の鍵がある場所は大部分の教職員が把握していた」と説明。同校は13日夜、保護者向けの説明会を開き、経緯について伝えたという。(長沢伸一)