関学大の町名、三田市が「学園2」から「学園上ケ原」に変更へ 校歌の歌詞に合わせて
2021/11/19 22:10
♪いざ いざ いざ 上ケ原ふるえ~
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関西学院(兵庫県西宮市上ケ原一番町)の校歌「空の翼」で歌われる地名“上ケ原”が、同県三田市にある関学大神戸三田キャンパス(KSC)にも使われることになった。同市は19日、KSCがある町名を、現在の「学園2」から来春に「学園上ケ原」に変更すると発表。「(西宮と三田の)学生の一体感をつくりたい」という関学の要望に応えた。
空の翼は1933年、作詞・北原白秋、作曲・山田耕筰でつくられた。歌詞の〈上ケ原ふるえ〉は「一番盛り上がるところだが、三田の学生には他キャンパスのことになってしまう」とKSC事務室。開設された95年の1期生の頃から違和感が指摘されていたという。
関学大は今春、KSCを5学部に増やし、学生寮を併設する複合施設の建設も計画。村田治学長が今夏、三田市の森哲男市長に「三田に根を下ろす。校歌にある上ケ原を堂々と使えるようにしたい」と要請したという。三田の地にも上ケ原が生まれることに、同事務室は「学生は歌う際、存分に心を震わせてほしい」と期待する。(土井秀人)