西宮市長選、現職石井氏が立候補へ 再選目指し29日表明
2021/11/28 05:30
西宮市役所=西宮市六湛寺町
任期満了に伴う来年3月20日告示、27日投開票の兵庫県西宮市長選に、現職の石井登志郎氏(50)が再選を目指して立候補する意向を固めたことが27日、関係者への取材で分かった。29日の市議会定例会で表明するとみられる。
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同市長選で立候補の意向が明らかになるのは石井氏が初めて。10月の衆院選で躍進した日本維新の会も、独自候補の擁立に向けて人選を進めている。
石井氏は兵庫県芦屋市出身。慶応義塾大を卒業し、神戸製鋼所での勤務を経て米ペンシルベニア大大学院を修了した。民主党公認で立候補した2009年の衆院選で初当選。12、14年の衆院選で落選し、16年に民進党を離党した。記者に「殺すぞ」と暴言を吐いた前市長の辞職に伴い、新人6人が争った18年の前回西宮市長選に無所属で立候補。自民、公明党が推薦した次点の元県議を108票差で破り、初当選した。
1期目は、全国ワースト級の待機児童がいる保育施設の拡充をはじめ、子育て・教育施策に注力した。再選に向け、文教住宅都市としての魅力向上やまちづくり施策の推進などを打ち出すとみられる。(山岸洋介)