県警が衆院選・神戸市長選取締本部解散 11人逮捕・送検

2021/11/30 18:52

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県警は30日、いずれも10月31日に投開票のあった衆院選と神戸市長選の「選挙違反取締本部」を解散した。公選法違反で計11人を逮捕、送検し、警告は計33件だった。 関連ニュース <2025ひょうご選挙展望>【町長・町議ダブル選】香美、上郡、新温泉、多可 <2025ひょうご選挙展望>【町議選】福崎 <2025ひょうご選挙展望>【町長選】猪名川、佐用、神河

 衆院選では選挙運動の見返りに報酬を約束したとして、同法違反(買収約束)の疑いで、同県小野市の男(70)と孫の女性(22)=不起訴処分(起訴猶予)=が逮捕された。県警は約束を受けた知人ら6人についても書類送検したという。
 また共に投票所へ訪れた親の投票用紙を交付機から取り、自ら衆院選と市長選の候補者名を記入した1人を、同法違反(投票偽造)で書類送検。他にも知人に投票先を指示したり、公営掲示板のポスターを破ったりしたとして、2人を送検した。
 警告の内訳は衆院選が32件、市長選が1件で、ポスター掲示やビラ配布に関する違反が大半だった。

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