年末までの兵庫県内旅行割引「県民割」、鳥取との相互利用を検討へ 年明け以降の継続も 両県の知事が合意
2021/12/04 11:59
鳥取県の平井伸治知事(右)とオンラインで会談する兵庫県の斎藤元彦知事=3日午後、兵庫県庁
兵庫県の斎藤元彦知事は3日、鳥取県の平井伸治知事とオンラインで会談した。新型コロナウイルス禍で疲弊した観光業を振興するため、県民に対する県内旅行・宿泊代金割引(県民割)の相互利用などに向けて連携することで合意した。
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兵庫県庁勤務の経験がある平井知事が会談を打診した。平井知事は「隣県観光の解禁方針が政府から出た。ぜひ検討に入りたい」と提案。斎藤知事は「県民割の相互連携も含め、人の流れをつくる取り組みを共に進めたい」と応じた。
そのほか、新型コロナ変異株「オミクロン株」の感染状況の情報共有や、JR西日本に対するコロナ禍での減便解消に向けた申し入れなどで協力することも確認した。
会議後、斎藤知事は年末まで実施中の県民割について「観光業界からは他府県の人に来てほしいとか、年明け以降も延長できないかといった要望がある」として、「感染状況も見ながら、隣接府県との相互連携を実務的に進めたい」と述べた。(大島光貴)