国会議員の月額１００万円「文通費」　丹波市議会が見直し求める意見書を全会一致で可決

　兵庫県の丹波市議会は１３日、国会議員に月額１００万円が支給される「文書通信交通滞在費（文通費）」の制度見直しを求める意見書を全会一致で可決した。送付先は、首相と総務大臣、衆参議長。県市議会議長会などによると、１３日時点で意見書を可決した市町議会は県内初という。 関連ニュース まるで「ツバメ団地」、軒下に50個近い巣　ふんよけの傘カラフルに　丹波篠山のゴルフ場 雇用促進、地域活性へ協定　丹波市とリクルート　28日にはセミナー 温室ガス排出48％削減　2030年度までに　加古川市、目標改定へ

　意見書では、「（文通費は）使途報告の提出・領収書の添付・残金の返還等の規定はなく、（中略）使途とその支出額を明確にしない特権的な現法のままでは、国民の政治不信は治らない」などと主張。収支報告書のネット公開や実費精算などを求めた。
　文通費を巡っては、兵庫県議らが使途公開などを求める申し入れ書を衆参議長に送付している。（真鍋　愛）