加東市長選、現職・安田氏は立候補せず

2021/12/15 14:48

加東市役所=加東市社

 兵庫県加東市の安田正義市長(67)は15日、今期限りで退任し、任期満了に伴う来春の市長選(4月17日告示、同24日投開票)に立候補しない意向を表明した。15日に開かれた市議会本会議で「健康、体調に不安があり、次期を目指すことを断念する」と明らかにした。 関連ニュース 明石・砂浜陥没事故から20年 市、国など安全な海岸へ巡視続け 巨人ドラ1・翁田投手「富士山とエベレストならエベレストを目指す」 母校・西脇工高が激励会 娘に謝り続ける気持ち今も 明石砂浜陥没事故20年、母・路子さん取材対応に区切り「前を向く」

 安田氏は加東市出身。社高校を経て1973年、旧社町役場に入り、生活環境課長や理事などを務めた。2006年の旧3町合併による加東市の誕生後、助役、副市長を務め、09年に退任。10年の市長選で初当選し、現在3期目。
 安田氏は「安全安心のまちづくり」を掲げ、加古川河川改修などを推進した。小中一貫校の設置にも取り組み、今春には義務教育学校「東条学園小中学校」が開校。社、滝野地域でも計画が進み、一定の道筋を付けていた。
 加東市長選には市議で元議長の藤尾潔氏(50)が無所属での立候補を表明している。(中西大二)

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