洲本市長選に氏田市議が立候補の意向固める 新人対決の見通し
2021/12/16 05:30
洲本市役所=洲本市本町3
任期満了に伴う兵庫県洲本市長選(来年2月27日告示、同3月6日投開票)で、同市議の氏田(うじた)年行氏(53)が立候補の意向を固めたことが15日、分かった。神戸新聞社の取材に、氏田氏は「洲本市をもっと活性化させるために、リーダーシップを取りたい」と語った。近く正式発表する。
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同市長選を巡っては、3期目の竹内通弘市長(75)が任期満了で退任する意向を11月に表明した。これを受けて、元洲本副市長の上崎勝規氏(66)が立候補を表明しており、新人同士の選挙戦となる見通し。
氏田氏は洲本市出身。神戸学院大を卒業後、建設会社社員を経て、2006年に同市議選で初当選した。10年の市長選に立候補し、新人だった竹内市長に敗れている。18年に再び市議に当選し、通算2期目。
市長選に向けて「独自の施策を打ち出したい」と話し、現市政を継承する路線を取らない姿勢をみせている。
洲本市は、06年に旧洲本市と旧五色町が合併して発足した当時から人口が約2割減った。産業振興などの地域活性化策、公共施設の統廃合などによる行政経費の削減が課題となっている。(吉田みなみ)