博物館内の危険性、震度6強で実験 三木・E-ディフェンス

2021/12/17 19:18

博物館に見立てた空間で実施した実験の様子=17日午後、三木市志染町(撮影・辰巳直之)

 阪神・淡路大震災クラスの地震が博物館の展示物に与える影響を検証する実験が17日、兵庫県三木市志染町の実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)であった。 関連ニュース 輪島朝市通り再建、3月着工へ 道路整備、能登半島地震で焼失 千葉で震度4 M4・6 「巨大地震発生に周期性ない」 カムチャツカ半島沖データを分析

 防災科学技術研究所によると、大地震では建物自体の倒壊に加え、家具などの転倒でも多くの死傷者が発生。そのため、室内の危険性を検証しようと、重い物が多い博物館を想定した。来年1月には、オフィスや住宅を模した空間を再現して検証する。
 展示室をイメージし、仏像や甲冑などを並べた空間で、首都直下型を想定した震度6強の揺れを再現。約250キロのガラスケースが動いたり、20キロ近い額縁が落下したりした。
 担当者は「しっかり固定していたので被害が少ないように見えるが、対策がないと非常に危険」と話す。今後、人の被害軽減や展示物の保護に向けた対策を練る。(藤井伸哉)

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