阪神・淡路大震災発生日の1・17ウォーク 2年連続で中止
2021/12/18 05:30
神戸新聞NEXT
兵庫県は17日、阪神・淡路大震災発生日の1月17日に開催してきた「1・17ひょうごメモリアルウォーク」の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染を予防するために判断した。中止は2年連続。神戸市中央区のHAT神戸で催す追悼行事「1・17のつどい」は来年も開催する。
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メモリアルウォークは県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」(会長=斎藤元彦知事)が主催。震災モニュメントなどを巡って犠牲者を悼み、復興の歩みを感じることで災害への備えを考える恒例のイベントだった。HAT神戸で開催してきた交流ステージや防災訓練も中止する。
つどいは来年1月17日、人と防災未来センター(同区)前で開催する。今回は、震災を知らない世代に被災と復興を伝える映像を新たに製作して放送。映像はウェブ配信も行う。正午に黙とうをささげる。斎藤知事は会見で「中止になった行事については、コロナ禍が落ち着いた際に実施できるようにしたい」と話した。(金 旻革)