水上バイク「自主ルールを」 兵庫県の対策会議、禁止区域など議論
2021/12/21 05:30
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
兵庫県淡路市沿岸で3人が死亡した水上バイク事故を受け、兵庫県は20日、「水上オートバイによる危険行為等の対策検討会議」第2回会合を県庁で開いた。危険行為を防ぐ自主ルールづくりの必要性を訴える意見が上がり、導入の可否について検討を進めることになった。
県や県警、神戸海上保安部、民間団体などで構成。11月に初回の会合を開き、水上バイクを巡る県条例の罰則強化など規制の在り方を議論している。
会議は非公開。県と県警の担当者によると、航行禁止区域や速度規制といった「地域ごとの自主ルールをつくり、優良な利用者を増やせないか」との意見が出た。一方、「実際に現場でルールの順守を促す民間事業者の理解と協力が不可欠」との声もあり、実現の可能性について検討を続けていくという。
また、県警や海保と連携した啓発策を協議すべきとの方向性も示された。会議は来年1月にも開催し、対策案の方向性を取りまとめる予定。(金 旻革)