オミクロン株で初の市中感染 会食人数制限、兵庫は現状踏み切らず
2021/12/22 20:51
神戸新聞NEXT
大阪府で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の国内初市中感染が確認されたことを受け、兵庫県の斎藤元彦知事は22日、会見で「水際対策を徹底しても市中感染は避けられない。しっかり警戒する必要がある」と述べ、年末年始は少人数で短時間の会食を呼び掛けた。一方で、会食人数の制限には現時点で踏み切らないとした。
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県は11月下旬、コロナ対策の認証を受けた飲食店の人数制限を撤廃し、現在も継続。年末年始は医療提供体制が手薄になるため、1テーブル4人以下で2時間以内の会食を推奨する。
この日、斎藤知事は「オミクロン株の詳しい特性はまだ分からないが、手洗いやマスク着用などの基本的な感染対策が重要だ」と強調。県内でオミクロン株の陽性者が確認された場合、症状の有無にかかわらず指定医療機関への入院を原則とするとした。(金 旻革)
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