山口組と神戸山口組の特定抗争指定、8回目の延長 兵庫県警「抗争の終結認められない」

2021/12/23 19:00

兵庫県公安委員会が入る兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県公安委員会などは23日、山口組(神戸市)と神戸山口組(同)の「特定抗争指定暴力団」への指定を、来年1月7日から4月6日まで3カ月延長すると明らかにした。1月5日の官報に公示する予定で、指定延長は8回目となる。 関連ニュース 絆会本部、解体し民間に売却へ 住民と警察、行政が連携、兵庫・尼崎市で事務所撤去相次ぐ 「全く記憶にございません」 山口組系組員が6600円入り財布を置引 容疑は否認 「もう時代が許さない」 黙認70年、尼崎・売春街解体の舞台裏

 両組織の分裂抗争は2015年、一部直系団体が山口組から離脱し、神戸山口組を結成したことが発端。組織間で銃撃事件が発生したことなどを受けて20年1月7日、県公安委員会などが暴力団対策法に基づき、両組織を特定抗争指定暴力団に指定した。
 22年1月で最初の指定から2年が経過する。兵庫県警は再延長について「抗争の終結が認められないため」と説明した。

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