20年ぶりトップ交代 兵庫・斎藤知事、今年の漢字は「動」 「私にとって動きがあった年」
2021/12/23 21:15
2021年を表す漢字に「動」を挙げた斎藤元彦兵庫県知事=22日午後、兵庫県庁
兵庫県の斎藤元彦知事は年内最後の定例会見で、2021年を表す漢字に「動」を掲げた。約20年勤めた公務員を辞め、政治の世界に飛び込んだことを振り返り「私にとって動きがあった年」と述べた。20年ぶりの知事交代や躍動する兵庫づくりを始めたことも理由とした。
斎藤知事は新型コロナウイルスの感染「第5波」のさなか、8月1日に就任。年末まで感染拡大抑止に取り組んできたとし「オミクロン株の脅威はあるが、新規感染者は1桁台になってきた」と手応えを口にした。
その上で、県民に対する県内旅行・宿泊代金割引や「ワーケーション知事室」のほか、近隣府県との連携や2025年大阪・関西万博に向けた取り組みに着手したことを説明。「コロナ後に向けた兵庫県づくりの第一歩が動き始めた一年だった」と総括した。(大島光貴)