阪神・淡路大震災の「1・17のつどい」 竹灯籠でかたどる追悼の言葉を募集
2021/12/24 09:25
今年1月17日に東遊園地に浮かび上がった「がんばろう」の文字=神戸市中央区加納町6
阪神・淡路大震災の犠牲者を悼む行事「1・17のつどい」を神戸市中央区の公園「東遊園地」で開く実行委員会が、会場で竹灯籠などを並べてかたどる言葉を募っている。1~4文字程度。これまで「がんばろう」や「きざむ」などが採用されており、実行委は「みなさんの心の中にある『1・17』の思いを教えて」としている。
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来年1月17日に公園の芝生広場で揺らめく文字は、公園の再整備工事の影響で、例年の半分の大きさになる。竹灯籠や紙灯籠約2500本を使う。
応募期間は1月9日まで。実行委事務局のNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り(HANDS)」へ、はがき(神戸市北区北五葉1の13の1、レ・アールビル3階)▽ファクス(078・330・4117)▽メール(info@117notsudoi.jp)などで送付する。
また、会場で用いる紙灯籠も募集。A4サイズの紙を横向けにしてメッセージやイラストを書く。新型コロナウイルスの感染が拡大していた今年、来場しなくても思いを伝える方法として初めて導入した。事務局への郵送やファクスなどで受け付ける。神戸市内の郵便局やコープこうべなどに紙灯籠専用のA4サイズのはがきも設置。受け付けは1月15日まで。会場持ち込みの場合は同17日まで。
さらに追悼行事への寄付も呼び掛けている。今年はコロナ禍の影響で来場者が例年の半分ほどになり、募金額も半額程度だったという。「この状態が続くと今後の開催が難しい」と実行委。クレジットカード払いや銀行振り込みができる。行事のホームページから手続きサイトへ。同法人TEL050・3590・0117
(堀内達成)