新年の抱負、兵庫県知事 デジタル推進に意欲「コロナ後を見据え、施策に」

2022/01/01 05:30

2022年の抱負を語る斎藤元彦知事=兵庫県庁

 兵庫県の斎藤元彦知事は2022年に際した会見で、「ポストコロナ社会を見据えた潮流を具体的な施策にして、新年度の予算編成や組織体制につなげたい」と抱負を述べ、デジタル化やグリーン化の推進に意欲を見せた。

 21年8月に就任した斎藤知事にとって、初の当初予算案編成に臨む。具体的には、医療や介護、地場産業や農業などの分野でデジタル技術の導入を促し、再生可能エネルギーの拡大や水素社会の実現を目指す。
 25年大阪・関西万博を見据えては、大阪湾の海上交通整備やスタートアップ(新興企業)支援などを進め、「人やモノ、投資を呼び込む流れをつくる年にしたい」と決意を述べた。
 21年12月、知事が出向いて執務する「ワーケーション知事室」を初開催。今後は県内各地に広げる考えを示し、「県民ボトムアップ型の県政をしつつ、躍動する兵庫をつくる」とした。
 22年は、国内最大級の防災イベント「防災推進国民大会」が10月に神戸市であり、11月には明石市で「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」。また、5月には姫路市に県立はりま姫路総合医療センターが開院する。(大島光貴)

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