感染者の86%がオミクロン株、一気に置き換わり 神戸市調査1月3~7日、直前までは2%
2022/01/12 20:02
神戸市役所=神戸市中央区
神戸市は12日、新型コロナウイルスの変異株検査で、オミクロン株の疑いがあるのは、1月3~7日の市内の新規感染者で検査をした人のうち、8割以上に上ったと明らかにした。昨年11月29日~今年1月2日の同株疑いの割合はわずか2%だったが、第5波の中心だったデルタ株から一気に置き換わったとみられる。
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市によると、1月3~7日に発生届があった新規感染者167人のうち、約6割にあたる104人に変異株検査を実施。89人(85・6%)にオミクロン株の疑いがあった。一方、昨年11月29日~今年1月2日の新規感染者92人のうち、50人に対する検査では、同株の疑いがあったのは1人(2・0%)だけだった。
また兵庫県は、11日までにゲノム(全遺伝情報)解析でオミクロン株と確認した感染者77人について、全員が軽症以下だったと明らかにした。72人は軽症、5人は無症状。
主な症状は、のどの痛みが最多の65%で、発熱が61%、全身のだるさが43%だった。同株感染者の約7割はワクチンを2回接種済みだった。年代別では20代が最多の25%で、30代以下が約6割を占めた。(井川朋宏、三島大一郎)
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