保存期限切れのワクチン誤接種、医療機関で135人に 神戸

2022/01/13 23:00

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は13日、市内の医療機関2カ所が、保存期限が切れた新型コロナウイルスワクチンを計135人に誤接種したと発表した。期限の誤認などが原因で、現時点で健康被害は確認されていない。対象者を検査し、抗体が確認できなければ再接種する。 関連ニュース 接種から時間経過で予防効果減少「ブレークスルー感染」 モデルナ製ワクチン ワクチン接種から半年でコロナ発症リスク大 抗体価7分の1に低下 兵庫・明石市の病院が調査 オミクロン株にどう備えるか 豊田真由子が考える「感染拡大防止」と「社会経済活動の維持」のバランス

 市は、配送したワクチンの冷蔵保管可能期間を31日間としている。
 中央区の医療機関は昨年12月8日~今年1月7日、最大21日超過したワクチンを64人に使った。3カ月保管できると誤認していた。
 また東灘区の医療機関は昨年12月14日~今年1月5日、最大15日超過したワクチンを71人に接種した。ミス防止のチェックシートを使っていなかったという。市は2カ所へのワクチンの配送を一時停止した。(初鹿野俊)
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