阪神間の小中高校でクラスター相次ぐ 新型コロナ

2022/01/18 18:38

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 兵庫県の阪神間で18日、小中学校や高校で新型コロナウイルスの感染者が出たとする発表が相次いだ。クラスターも続出した。詳細は以下の通り。 関連ニュース 133人感染の大規模クラスター 1施設で25人が亡くなった背景 神戸 学童保育でクラスター、小学校は休校や学級閉鎖せず 感染懸念で欠席200人の日も オミクロン株、兵庫県が希望者全員に無料検査実施へ


 ◆尼崎の市立2中学校でクラスター 
 尼崎市は18日、武庫中で8人、中央中学校で4人と教職員1人が感染し、それぞれクラスターが発生したと発表した。いずれも対象のクラスなどを一時閉鎖したが再開している。

 ◆西宮の私立高校などでクラスター 
 西宮市は18日、市内の私立高校で同じ部活動に所属している生徒10人、二つのスポーツ団体でそれぞれ児童8人と児童9人が感染し、クラスターが発生したと発表した。
 また、市立小9校と市立中4校で児童生徒や教員計27人の感染が確認され、対象の学級を当面の間、臨時休業する。

 ◆芦屋の4校などが閉鎖
 芦屋市は18日、岩園小学校で3人、山手小で1人、朝日ケ丘小で1人、精道中学校で3人が感染し、それぞれ対象の学年、クラスを当面、閉鎖すると発表した。
 朝日ケ丘小の放課後児童クラブでも1人が感染し休園。市立精道こども園の関係者4人も感染し、対象クラスを休園している。

 ◆伊丹の2校でクラスター 
 伊丹市教育委員会は18日、市立中学校で生徒6人、市立高校で生徒5人が感染し、両校でクラスターが発生したと発表した。いずれも同じ部活に所属している。

 ◆川西市立中でクラスター 
 川西市教育委員会は、市立中学校で生徒6人が感染し、20日まで対象の学年を学年閉鎖すると発表した。
 市教委によると、13日に1人の陽性が判明。同じ学級や部活の生徒らにPCR検査を実施したところ、16日までにあらたに5人の陽性が確認された。

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