美方郡選挙区の合区先、豊岡市で一致 兵庫県議会全6会派
2022/01/18 19:30
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
2023年春の兵庫県議選を控え、公職選挙法に基づく「強制合区」の対象となっている美方郡選挙区(香美町、新温泉町=定数1)について、県議会全6会派が合区先を豊岡市選挙区(定数1)とし、新選挙区の定数は2とすることで一致した。会派の方向性を踏まえ、今後「議員定数等調査特別委員会」の正副委員長が試案を示す。
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美方郡は20年の国勢調査で、人口減少によって隣接する市町と一つの選挙区を設ける強制合区が不可避となった。合区先は豊岡市か、養父・朝来市かの選択になる。
昨年から県議会は同特別委で合区の在り方を議論。地元の意向などを考慮し、豊岡市との合区による定数維持を求める意見が大勢だったが、最大会派・自民は会派内の意見がまとまらず態度を保留していた。
17日に開かれた特別委の会合で、自民側は「地元の意向として豊岡市との合区を望む声が強い。広大な但馬地域に住む県民の声を県政に反映させるため、安定的な定数維持を目指す必要がある」と述べた。
今後、正副委員長が示す試案を基に特別委が調査報告書をまとめる。県議会は2月16日に開会する定例会で関連条例の改正案を提出する見通し。(金 旻革)