特定抗争の「警戒区域」淡路市を解除　市が事務所買い取り　県公安委

　兵庫県公安委員会は２７日、特定抗争指定暴力団の山口組と神戸山口組の活動を厳しく制限する「警戒区域」から、淡路市の指定を解除することを決めた。２月４日に解除される。県警暴力団対策課によると、淡路市が市内にある神戸山口組の主要事務所を購入することで、市民に重大な危害が加えられる恐れがなくなったと判断された。 関連ニュース 暴力団員銃撃、山健組組長が起訴内容を否認　神戸地裁　裁判員裁判の初公判　 暴力団「西脇組」事務所、組員らの使用差し止め　神戸市西区　地裁が仮処分決定 暴力団同士の抗争背景、飲食店に車をバックで衝突　山健組系組員の男2人に実刑判決　神戸地裁

　同市は昨年、神戸山口組が２０１５～１７年に拠点としていた「俠友会」の事務所（同市志筑）の購入を決定。今月、手続きを終えた。県内の警戒区域は神戸と姫路、尼崎、南あわじの４市となる。