就任半年、斎藤知事が会見「自身の考え方、丁寧に伝えていく」

2022/02/03 05:30

斎藤元彦知事

 兵庫県の斎藤元彦知事は2日の定例会見で、就任から半年の実績について、新型コロナウイルスへの対応に加え、自らリモートワークを実践する「ワーケーション知事室」や、大阪湾で海上交通の実現を模索する実証実験を挙げた。 関連ニュース 「自分がワクワクする方へ」東京でのキャリアを手放し、長野県小海町で新たな挑戦をする女性が「住むのはどこでもいい」と語る理由 ワーケーション、中小企業向けに拠点 神戸のコンサル事業者 北海道と鹿児島、既存の建物を活用 ワーケーション、デジタルノマド…新しい働き方を学ぶ 環境整備進める洲本の複合施設、理解促進へイベント

 加速させる大阪との連携強化には「関西全体を盛り上げるために不可欠。東京一極集中ではなく、強い関西の復権が大事だ。しっかりやっていく」と語った。
 市町から反発を受けた行財政運営方針の見直し案にも言及し、「井戸敏三前知事の県政でも1次案の公表後に議論があった。プロセスは踏んでいる」と強調。2022年度以降、市町と協議の場を設ける方針で、「丁寧にやっていきたい」と述べた。
 自らの人物像について「就任して半年なので『分からない』という声はある」とし、「自身の考え方を丁寧に伝えていく。印象で決めつけないでほしい」と話した。(紺野大樹)

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