和辻哲郎文化賞 日仏の美術交流分析、三浦篤さん ギリシア哲学史追求、納富信留さん選出 姫路市
2022/02/04 22:30
東京大大学院人文社会系研究科教授の納富信留さん
兵庫県姫路市は4日、優れた著作をたたえる第34回和辻哲郎文化賞の受賞作を発表した。一般部門は東京大大学院総合文化研究科教授の三浦篤さん(64)=東京都=の「移り棲む美術 ジャポニスム、コラン、日本近代洋画」(名古屋大学出版会)、学術部門は東京大大学院人文社会系研究科教授の納富信留さん(56)=横浜市=の「ギリシア哲学史」(筑摩書房)が選ばれた。
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同賞は姫路出身の哲学者和辻哲郎(1889~1960年)の生誕100年を記念し、市が88年度に創設。一般部門は文化一般の優れた作品を、学術部門は哲学、倫理学などの分野で高水準に達した研究を対象とする。今回は2020年9月~21年8月に発刊された著作延べ174点について、作家や専門家ら6人の選考委員が審査した。
三浦さんは19世紀後半から20世紀初めの日本とフランスの画家の作品を丹念に分析し、日仏での美術交流の実態を明らかにした。納富さんはギリシア哲学の代表的な哲学者33人の思想を論じ、新たな視点と構想で哲学史をたどった。
授賞式は3月6日午後1時半から姫路市市民会館(同市総社本町)であり、芥川賞作家高樹のぶ子さんが講演する。一般参加(無料)は2月16日まで受け付ける。姫路文学館TEL079・293・8228
(田中宏樹)