姫路城マラソン中止 新型コロナ「第6波」拡大で 開催取りやめは3年連続

2022/02/07 18:50

姫路城=姫路市本町

 兵庫県姫路市は7日、今月27日に開催を予定していた「世界遺産姫路城マラソン」(神戸新聞社など共催)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの流行「第6波」の拡大を受けて判断した。2020年は中止、21年は延期しており、開催取りやめは3年連続となった。 関連ニュース 田中希実選手と400メートル走 児童ら驚嘆「はえー!」「さっきの走りは本気だった?」 阿部詩、坂本花織、古江彩佳 国内外で活躍する3人に共通する「3440分の3」 「絶対無理」に挑戦、突破、感無量…板前さんが“げた履きマラソン”のギネス記録更新

 姫路城周辺を発着点とする同マラソンは15年に始まった。第7回となる今年の大会は参加者を原則、20年大会にエントリーした国内在住者に限定し、ファンランを含めて約6200人の出走を見込んでいた。
 第6波で猛威を振るうオミクロン株は感染力が強く、市はランナーのほか、給水所の運営やコースの安全確保などに携わるボランティアらへの感染拡大を懸念。清元秀泰市長は会見で「大会運営に関わる全ての人の安全安心を確保できないため、断腸の思いで決断した」と話した。
 参加料は実際に支出した費用などを踏まえ、返金の有無や金額を決める。代替大会として、参加予定だったランナーを対象にオンラインマラソンを実施する方針で、対象者には後日、時期を連絡するという。
 県内では3月6日に丹波篠山市で開催予定だった「第42回丹波篠山ABCマラソン」の中止が決まっている。(田中宏樹)
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