観光甲子園2021 篠山鳳鳴高が日本遺産部門グランプリ
2022/02/07 20:09
地域の魅力をデカンショ節で紹介した篠山鳳鳴高校のプレゼン動画=神戸市中央区磯上通4
高校生が3分間の観光PR動画の出来栄えを競う「観光甲子園2021」(神戸新聞社協力)の決勝大会が、会員制レンタルオフィス「120 WORKPLACE(ワークプレイス) KOBE」(神戸市中央区)で開かれた。予選を勝ち抜いた2部門計10校の力作が披露され、日本遺産部門のグランプリには篠山鳳鳴高校(兵庫県丹波篠山市)が輝いた。
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同大会は2019年から一般社団法人「NEXT TOURISM」(神戸市)が開催。今年は「日本遺産部門」と「持続可能な開発目標(SDGs)修学旅行部門」で募り、全国から計123校がエントリーした。
決勝大会は6日に行われ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信。兵庫県からは日本遺産部門に2校が出場した。
長田高(神戸市長田区)は神戸に流れる「水」をテーマに、有馬温泉や神戸港の夜景などをジャズ音楽と共に紹介。篠山鳳鳴高は創作したデカンショ節の歌詞に乗せ、ぼたん鍋や丹波焼など食や文化の魅力をPRし、見事グランプリを受賞した。
制作には半年を費やしたといい、同高2年の塩尻達平さん(17)は「篠山を象徴するデカンショを通して地元への愛が伝わった」と喜びをかみしめた。修学旅行部門は坂本龍馬の脱藩の道をたどった高知県立梼原高が頂点に立った。(名倉あかり)